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AI関連株・AI関連銘柄の探し方|バリューチェーンで見る分類と選び方

「AI関連株を買いたい」「AI関連銘柄の一覧を知りたい」——そう思って検索すると、半導体からソフトウェア、電力、通信まで、あまりに幅広い会社が出てきて、かえって絞り込めなくなります。結論から言えば、「AI関連株」は範囲が広すぎるので、一覧を眺めるより、その会社がAIのバリューチェーン(価値の連鎖)のどこにいるのかで分類して見るほうが探しやすくなります。この記事では、AI関連株を5つの層に分ける枠組み、銘柄を評価するときの確認ポイント、テーマ・ニュース・決算からの探し方、そして「低位株×AI関連」で検索するときの注意点まで、順番に整理します。特定銘柄の推奨ではなく、自分で判断材料をそろえるための地図として使ってください。

この記事で伝えたいこと

  1. 01「AI関連株」は範囲が広すぎる。一覧を暗記するより、その企業がAIのバリューチェーンのどこにいるか(①半導体 ②データセンター・電力 ③通信 ④AI開発 ⑤AI活用)で分類すると探しやすい。
  2. 02評価では「AI売上が実際にどれだけあるか」「テーマ先行で割高になっていないか」「業績への寄与はいつか」の3点を確認する。AIと名が付くだけで判断しない。
  3. 03「AI関連×低位株」の検索には注意。実態のないテーマ乗りや仕手化のリスクがあり、事業実体と業績を確認せずに株価だけで飛びつくのは危険。
目次
  1. 01「AI関連株」は分類してから見る
  2. 02AIバリューチェーンの5分類
  3. 03AI関連株を評価するときに確認する3点
  4. 04テーマ・ニュース・決算から逆引きする手順
  5. 05「AI関連×低位株」で検索するときの注意

結論

01「AI関連株」は分類してから見る

最初に、探し方の結論を書きます。「AI関連株」や「AI関連銘柄」というくくりは便利に見えて、実は範囲が広すぎます。AI向けの半導体をつくる会社も、AIを動かすデータセンターを運営する会社も、AIをサービスに組み込む会社も、すべて「AI関連」と呼ばれるからです。一覧をそのまま眺めても、性質のまったく違う会社が並ぶだけで、比較のしようがありません。

そこで役立つのが、バリューチェーン(価値の連鎖)という見方です。AIが世の中で使われるまでには、半導体をつくる→計算基盤(データセンター)を用意する→通信でつなぐ→AIを開発する→サービスとして提供する、という流れがあります。ある銘柄がこの流れのどこにいるのかで分類すると、その会社が「AIブームの何で稼いでいるのか」がはっきりします。

この記事は特定の銘柄を勧めるものではありません。挙げる会社名はあくまで「その分類に当てはまる代表的な例」であって、買い推奨ではないことを先にお断りしておきます。目的は、AI関連株という広い地図の中で、自分が今見ている会社がどこに位置するのかを掴めるようにすることです。

INSIGHT

見方を切り替えるのがコツです。「AI関連株の一覧から良さそうなものを選ぶ」ではなく、「気になる銘柄がバリューチェーンのどこにいて、AIブームの何で稼ぐのかを分類する」。これだけで、比較の軸ができます。

分類

02AIバリューチェーンの5分類

AI関連株は、大きく5つの層に分けて整理できます。下の表は分類の枠組みそのものです。同じ「AI関連」でも、上流(半導体)に近いほどAIの投資拡大がストレートに数字へ響きやすく、下流(活用サービス)に近いほど自社の稼ぐ力次第という違いがあります。会社名は「その層に当てはまる誰もが知る例」を挙げているだけで、推奨ではありません。

たとえば半導体・製造装置の層では、東京エレクトロンが成膜・エッチング・洗浄といった半導体の製造装置を、アドバンテストが半導体のテスト装置(AI向けに需要が伸びるHBMなどのメモリ検査を含む)を手掛けています。データセンターや通信の層では、NTTやKDDIがデータセンター事業やネットワーク基盤に投資を進めています。AI開発の層では、ソフトバンクグループ傘下のArmが省電力の半導体設計(IP)を提供しています。いずれも事業内容の一例であり、株価の見通しを示すものではありません。

分類役割AIブームの効き方代表的な例(分類の例)
①半導体・製造装置AI半導体やその製造装置・材料をつくるAI投資の拡大が需要に直結しやすい半導体製造装置・テスト装置(例:東京エレクトロン、アドバンテスト)
②データセンター・電力・冷却AIの学習・推論を動かす計算基盤と、それを支える電力・冷却計算量の増加で設備・電力需要が拡大データセンター運営、電力、空調・冷却関連
③通信・インフラ大量のデータをやり取りするネットワークを担う通信量の増加とインフラ投資が追い風通信キャリア(例:NTT、KDDI)
④AI開発・ソフトウェアAIモデル・アルゴリズム・基盤ソフトを開発するAIの性能・利用が伸びるほど需要が拡大半導体設計(IP)、AI関連ソフトウェア(例:Arm=ソフトバンクG傘下)
⑤AI活用サービスAIを自社の製品・業務・サービスに組み込む自社の稼ぐ力とAI活用の巧拙で差が出る各業種でAIを応用する事業会社
編集部の整理(2026年7月時点)。会社名は各分類に当てはまる代表例で、推奨ではありません。実際の事業構成や位置づけは各社の開示資料で確認してください。
POINT

分類がわかると、比較の相手も見えてきます。半導体の会社は半導体の会社どうし、データセンターの会社はデータセンターの会社どうしで並べると、割高・割安や成長度合いを同じ土俵で見られます。

確認ポイント

03AI関連株を評価するときに確認する3点

分類ができたら、次は個別の会社を評価します。AI関連株で特に注意したいのは、「AIと名が付くこと」と「AIで実際に稼いでいること」は別だという点です。以下の3点を確認すると、テーマだけで先走った銘柄と、実態のある銘柄を見分けやすくなります。

1つ目はAI売上の実態です。ニュースで「AIに参入」と言っていても、売上全体に占めるAI関連の比率がごくわずかということは珍しくありません。決算資料やIR説明で、AI関連がどの事業のどれくらいを占めるのかを確認します。2つ目はバリュエーションです。人気テーマは期待が先に株価へ織り込まれ、PERなどが同業と比べて高くなりがちです。3つ目は業績への寄与時期。「将来AIで伸びる」話が、来期の数字なのか、数年先の構想なのかで、株価の受け止め方は変わります。

IFAIのAIチャットで決算を分析し、売上・EPS・コンセンサス比が整理された画面
「AI売上が実際にどれだけあるか」は決算資料で確認できます。実データに接続されたAIに要点整理を頼むと、材料を素早くそろえられます(IFAI)。数字は一次資料と突き合わせて使ってください。
  • AI売上の実態:売上全体に占めるAI関連の比率はどれくらいか。決算・IRで確認できるか
  • テーマ先行のバリュエーション:PER・PBRが同業と比べて期待先行で高くなっていないか
  • 業績への寄与時期:AIの効果が来期の数字なのか、数年先の構想段階なのか
WARNING

「AI関連」という言葉は株価が動く材料になりやすい分、実態の伴わないテーマ乗りも混じります。事業内容・AI売上・業績を確認せず、テーマだけで判断するのは避けてください。

探し方

04テーマ・ニュース・決算から逆引きする手順

AI関連株は、一覧を暗記するのではなく、次の3つの入口から逆引きすると効率よく見つかります。どの入口で見つけた会社も、最後は前のセクションの分類表に当てはめて「どの層で、AIの何で稼ぐのか」を確認するのがポイントです。

1つ目はテーマからの逆引き。「AI半導体」「データセンター」「AI電力」といったテーマでまとまっている銘柄群を眺め、そこから個別に掘り下げます。2つ目はニュースからの逆引き。AI関連の大型投資や提携の報道が出たとき、その恩恵を受けるのはバリューチェーンのどこかを考えると、関連する会社が芋づる式に見えてきます。3つ目は決算からの逆引き。決算説明でAI関連の受注や売上に触れている会社は、実態を伴っている可能性が高く、確認の優先度が上がります。

IFAIのセクター別ニュース一覧画面。テーマやセクターで絞り込んだニュースが並ぶ
ニュースをセクターやテーマで絞り込むと、AIブームで何が動いているかを追いやすくなります(IFAI)。気になった会社を分類表に当てはめて位置を確認します。
  • テーマから:AI半導体・データセンター・AI電力などのテーマで銘柄群を眺め、個別に掘る
  • ニュースから:大型投資や提携の報道で、恩恵を受けるバリューチェーンの層を考える
  • 決算から:AI関連の受注・売上に触れている会社を、実態のある候補として優先確認する
POINT

見つけた会社は必ず分類表に戻して位置づけを確認します。同じ「AIで上がったニュース」でも、半導体の会社と活用サービスの会社では、株価の反応も持続性も違うからです。

注意点

05「AI関連×低位株」で検索するときの注意

「AI関連 銘柄 低位株」という探し方は、少額から始めたい人によく検索されます。株価の低い銘柄は値動きが軽く、テーマに乗って短期間で大きく動くことがある一方で、リスクの性質がまったく違う点を理解しておく必要があります。

低位株には、業績や事業の実態に乏しいまま、「AIに参入」といった発表だけで買われる、いわゆるテーマ乗りが混じりやすい傾向があります。出来高が急増して株価が急騰・急落する仕手化のような動きも起こりやすく、実態を確認せずに株価だけを見て飛びつくと、高値づかみのリスクが高まります。金融庁は、確実な利益や値上がりをうたう投資勧誘、無登録業者との取引について繰り返し注意を呼びかけています。「AI」という言葉が付いていても、この物差しは変わりません。

低位株を見るときこそ、前のセクションの確認ポイント(AI売上の実態・バリュエーション・業績への寄与時期)が効きます。株価が安いこと自体は理由になりません。事業内容と業績、AI関連がどれだけ実体を伴うのかを確認したうえで、自分のリスク許容度の範囲で判断してください。

WARNING

「AI関連の低位株が急騰」といった話題を見ても、まず事業と業績、AI売上の実態を確認してください。実態のないテーマ乗りや仕手化のリスクがあり、株価の安さや値動きの軽さだけで判断するのは危険です。

IFAIのテーマランキング画面。テーマごとに関連銘柄が並び、スコアやコメントを確認できる
IFAIのテーマランキングでは、AI半導体やデータセンターなどのテーマごとに関連銘柄を並べて確認できます。気になった会社はそのまま分類表に当てはめて位置を確かめられます。

IFAIで確認

IFAIはAI関連株をテーマ・ニュース・決算から整理できる

IFAIは、日本株・米国株のニュース、決算、バリュエーション、テーマ別のランキングを同じ画面で確認できるAI株分析ツールです。この記事で整理した「テーマ・ニュース・決算からの逆引き」と「バリューチェーンでの分類」を、そのまま実践できるように設計しています。テーマランキングでは、AI半導体やデータセンターといったテーマごとに関連銘柄を並べて確認でき、気になった会社の事業内容や決算の要点はAIが日本語で整理します。特定銘柄の推奨ではなく、あなた自身が判断材料をそろえるための道具です。

  • テーマランキングで、AI関連のテーマごとに銘柄を並べて確認する
  • 銘柄ごとのAI要約で、事業内容・AI関連の位置づけ・材料を整理する
  • 決算の数字とガイダンスを日本語の要点で読み、AI売上の実態を確かめる
AI株分析ツールIFAIでできることを見る

編集・確認情報

執筆
IFAI編集部
確認
株式会社nicosphere
情報確認日
2026-07-10

本記事はAI関連株・AI関連銘柄の分類と探し方に関する一般的な考え方を解説するものであり、特定銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。記事内で挙げた会社名は各分類の代表例であり、事業内容の一例です。将来の株価や運用成果を予想・保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

よくある質問

AI関連株の本命はどれですか?
「これが本命」と断定できる銘柄はありません。AI関連株はバリューチェーンの層(半導体・データセンター・通信・AI開発・AI活用)ごとに性質が異なり、AIブームの効き方も違います。まず気になる会社がどの層にいるのかを分類し、AI売上の実態・バリュエーション・業績への寄与時期を確認するのが現実的です。
AI半導体の関連銘柄とは何ですか?
バリューチェーンの上流にあたる、AI向け半導体やその製造装置・材料を手掛ける企業群を指します。たとえば半導体の製造装置やテスト装置を提供する会社が含まれます。AI投資の拡大が需要に直結しやすい層ですが、半導体特有の需給サイクルの影響も受ける点に注意が必要です。
AI関連の低位株はどう探せばいいですか?
株価の安さだけで探すのは避けてください。低位株には実態のないテーマ乗りや仕手化のリスクが混じりやすく、「AIに参入」という発表だけで急騰・急落することがあります。事業内容・業績・AI売上の実態を確認し、自分のリスク許容度の範囲で判断することが重要です。
AI関連株は今後どうなりますか?
将来の株価を予想することはできません。AI関連株は期待が先行しやすく、テーマの盛り上がりで大きく動くことがあります。今後を占うより、各銘柄のAI売上の実態や業績への寄与時期を確認し、テーマ先行で割高になっていないかを見る姿勢が現実的です。
初心者はAI関連株のどこから見ればいいですか?
まずバリューチェーンの分類で、自分が見ている会社がどの層にいるかを把握することから始めるのがおすすめです。そのうえで、決算でAI関連の売上に触れている実態のある会社を優先して確認します。テーマやニュースだけで飛びつかず、判断材料をそろえてから考えると失敗しにくくなります。

Next Step

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