「アルテミス2」宇宙船が帰還・着水-乗組員の健康状態良好
ミッションの成功はロッキード・マーティン等関連企業の信頼性を高めるが、長期計画の進展として概ね織り込み済みであり、市場全体への影響は限定的である。
NASAの有人月周回ミッション「アルテミス2」が成功し、ロッキード・マーティン製の宇宙船「オリオン」が無事帰還したことで、将来的な有人月面着陸に向けた技術的マイルストーンが達成されました。この成功により、関連する航空宇宙防衛産業の信頼性が向上し、今後の月面開発プロジェクトや政府予算の継続的な支出を後押しする重要な追い風となります。
米航空宇宙局(NASA)の周回探査プロジェクト「アルテミス2」の乗組員4人の宇宙船は10日、地球に帰還し太平洋に着水した。人類として50年強ぶりとなる月への帰還ミッションを締めくくった。
ロッキードマーティン製の有人宇宙船「オリオン」はアルテミス2の乗組員を乗せ、大気圏への激しい再突入を経て、現地時間午後5時(日本時間11日午前9時)過ぎにカリフォルニア州沖でパラシュートにより着水した。NASAは乗組員の健康状態は良好だとしている。

NASAジョンソン宇宙センターのミッション運用担当広報官ロブ・ナビアス氏は、完璧な着水だと述べた上で、「ジュール・ヴェルヌの時代から現代の探査ミッションに至るまで、月探査の新たな章が刻まれた」と語った。
打ち上げから69万4481マイル(約111万7700キロメートル)に及ぶ航行の完了は、10日間にわたるアルテミス2ミッションの最後の主要試験を意味する。このミッションでは宇宙飛行士が月を周回し、人類の宇宙飛行距離の記録を更新するとともに、息をのむような画像を撮影した。
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原題:NASA Artemis Moon Crew in Good Health After Ocean Landing (1)(抜粋)
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